
WordPressはインストールしたデフォルトの設定でもブログやホームページを運営するための機能は十分に備わっていますが、さらに、非常に細かい点までカスタマイズ、拡張ができるようになっています。
世界中でこれだけ多くの人に利用されている理由の一つにこのカスタマイズ性、拡張性は大きく関係していると言えるでしょう。
さて、WordPressの設定のうち、多くのものはブログやサイトを構築した段階だけでなく、運営続けるうえで調整していくものですが、その中でもできるだけ早いタイミングで設定を行ったほうがいい(今後、変えることなく運用すると決めたほうがいい)と思うものをいくつかピックアップしました。
当サイト、「WrodPressの神様」自体が運営を開始してまだ日が浅く、これ以外にも多くの設定があることは重々承知していますが、ひとつの意見としてWordPressを利用してブログやウェブサイトを運営している方の参考になれば幸いです。
パーマリンクの設定
WordPressでは投稿した記事、作成したページ全てに対して個別のパーマリンク(URL)が設定されます。
WordPressではこのパーマリンクのフォーマットを自由に変更することができるようになっています。
パーマリンクの変更自体は難しいものでもありませんし、ダッシュボードからいつでも変更可能です。ですが、安易にこの設定を変更するといくつかの問題にぶち当たります。そして、この問題は自分のやる気でカバーできるものと、外的要因によって修正・対応ができないものがあります。
サイト内の記事の修正が必要になる
ブログやウェブサイトの記事の中で、過去に作成した記事やページに対してリンクを設定するケースは結構多いと思います。『●●についてはこの記事で詳しく紹介しています!』みたいなやつですね。
もし、このような形で記事中でURLを指定されているページのパーマリンクを変更した場合は、当然、URLを設定したほうの記事にも修正が必要になります。
記事・ページの総数が少ないうちはそこまで問題にはなりませんが、有名ブログや大手サイトになると、数千~一万以上のページ数があるので修正と確認だけでどれだけの時間がかかるかわかりません。
プラグインやデーターベースを操作しての一括置換処理や、気合での個別修正対応も可能ではありますが、かなり骨の折れる作業となることは確実なのでできるだけ早い段階でパーマリンクの設定は決めておいたほうがいいでしょう。
外部サイトからのリンクが無効になってしまう
「サイト内の記事の修正が必要になる」は頑張れば修復できる問題でしたが、こちらは自分では解決できない問題です。
特にWordPressを利用してブログを運営している場合に多いケースですが、記事を書くうえで参考になったブログやサイトのページを紹介したりする機会があると思います。
『●●さんの記事を参考にしました、ありがとうございます!』みたいな一文を書いたことがある方は多いんじゃないでしょうか。
逆もまた然り、自分の記事が誰かの参考になる可能性もあるわけで、リンクを貼ってもらっている記事があるかもしれません。
もしその記事のパーマリンクを変更してしまうと、記事へのリンクをはってくれたサイトからのリンクは無効になってしまいます。自分の記事へリンクをはってくれているブログやサイトを調べてリンクの修正依頼をするのは現実的ではないので、パーマリンクの変更には記事を見てもらうことへの機会損失が発生する可能性があることになります。
また、せっかくリンクをはってもらったのにも関わらず、その記事を提供できない状態なので、「参考にしてくれたサイトの運営者」、「リンク先の記事を楽しみにしてくれた読者」の期待に応えられなかったことになってしまいます。ちょっと自意識過剰かもしれませんが、気合や根性でカバーできない問題なのでできるだけ回避したいものです。
SNSでシェアされた数値がリセットされてしまう
これは知人から注意されたことなのですが、パーマリンク(URL)が変わると「Twitterでのツイート数」や「Facebookでのいいねの数」がリセットされてしまうらしいです。
気にする人と気にしない人で注目度が違うところですが、シェアされる=有益なコンテンツと評価される、と思えるので、できるなら継続して運用したいところです。
カテゴリ、タグのスラッグの指定
パーマリンクの設定と理由はほとんど同じなので説明は特に必要ないかと思います。
スラッグもURL(パーマリンク)に影響を与えるのでできるだけ早い段階で決めておいたほうが良いでしょう。
広告タグの管理方法
これは知人(G君)から教えてもらった話で、当サイト、「WordPressの神様」でも広告を導入する前に聞いてよかったと思えた内容です。
G君が初めて運営したブログでは公開当初から広告バナーを掲載していたらしいのですが、特に広告を管理する方法を考えずに全ての記事(投稿)の中にそれぞれ広告を表示するためのタグを埋め込んで記事を作成していました。
運営開始時は記事ごとに広告の設定位置を調整したり、記事の内容によっては広告を配置しないなど細かい設定を個別にできたので満足していたのですが、その自由度とトレードオフで一括での修正に対応できない状態になっていました。
G君のブログは別段、問題のあるコンテンツは扱っていなかったのですが、広告主から警告のメールがあり、本業の傍ら広告の停止の心配をしながら一つずつ記事の修正を行ったみたいです。
この間、仕事にも集中できず、なかなか厳しい期間を送ったようです。
などなど、ここまで浅い運営期間で知ったことを紹介してみました。
他にも自分で見つけたり、他の人の記事を見て参考になったものは追記していきたいと思います。