
WordPressを利用して、ブログやWEBサイトの記事を編集・削除するにはダッシュボードに用意されている[投稿]機能を利用します。
今回は登録済みの記事を編集・削除するのでダッシュボードのメニューから、[投稿 > 投稿一覧]を選択します。
登録済みの記事を編集する
投稿一覧ページに表示された記事のなかから、編集したい記事の行にマウスカーソルを合わせます。
マウスカーソルを合わせた行のページタイトルの下に、
- 編集
- クイック編集
- ゴミ箱
- プレビュー
と、4つのメニューが表示されますので、その中から【編集】のリンクをクリックします。
編集を選択した記事の編集画面が表示されます。基本的に新規追加画面と同じですが、「タイトル」や「記事本文」など、すでに登録済みの内容が入力エリアに反映された状態で表示されます。
記事の新規追加に関しては当サイトの別の記事でも説明していますので、こちらも合わせてご覧ください。
また、新規追加の際は、登録するためのボタンが【公開】でしたが、編集の画面では【更新】になっています。プレビュー等、その他の機能は新規登録と同じです。
クイック編集で記事の情報を簡易的に編集する
お気づきの方も多いと思いますが、先ほどマウスカーソルを合わせた際に「クイック編集」というメニューがありました。
これを利用することで、編集できる項目は限られますが、記事の投稿画面に進まなくても記事の内容を編集することができます。【クイック編集】のリンクをクリックします。
クイック編集を選択した記事の行の下に、編集項目の入力欄が表示されます。クイック編集では、
- タイトル
- スラッグ
- 日時
- 公開状態
- カテゴリ
- タグ
- コメントの許可
- トラックバック、ピンバックの許可
- ステータス
の項目を編集することが可能です。
登録済みの記事をゴミ箱へ移動する
登録済みの記事をゴミ箱へ移動するには、「1記事ずつゴミ箱に入れる」方法と、「複数の記事をまとめでゴミ箱に入れる」方法との2通りの方法があります。それぞれ順番に紹介していきます。
1記事ずつゴミ箱に入れる
1つめは、「登録済みの記事を編集する」でみたように、各記事の行にマウスカーソルを合わせた際に表示されるメニューの【ゴミ箱】をクリックする方法です。
この操作を行うことで、不要な記事を1つずつゴミ箱に入れることができます。
【ゴミ箱】をクリックすると、「1件の投稿をゴミ箱へ移動しました。」という完了メッセージが表示され、一覧に記事が表示されなくなります。
このとき、完了メッセージの横に表示される、【取り消し】をクリックすると、ゴミ箱に入れた記事を復元することができます。ゴミ箱に入れる記事を間違えた際にはここからすぐに復元が可能になっています。
一括操作で複数の記事をゴミ箱へ入れる
2つめは各記事の行の左端にあるチェックボックスを利用して一括操作でゴミ箱に入れる方法です。この操作を行うと、一覧に表示されている記事から任意のものをまとめてゴミ箱に入れることができます。
まずはゴミ箱へ入れたい記事にチェックを入れます。
ゴミ箱へ入れたい記事すべてにチェックを入れたら、一覧の左上にあるプルダウンメニューから「ゴミ箱へ移動」を選択し、その横にある【適用】ボタンを選択します。
これで選択した記事がすべてゴミ箱へ移動しました。個別での削除時と同じように削除完了のメッセージが表示されます。
一括操作でゴミ箱へ入れることができる記事は一覧に表示されている記事に限られます。一覧に表示する記事の件数を変えたい場合は、ページ上にある【表示オプション】をクリックします。
すると、ペー上場部から表示項目のメニューがスライドダウンしてでてきますので、その中にある「ページごとに表示する項目数」の変更してください。
あまり大きな値を設定すると、投稿の一覧画面で目的の記事を探しにくくなってしまうので、ご自身で調整して好きな値を入れるようにしてください。
実はゴミ箱への移動では記事はまだ残っている状態
さて、ここまでの処理で、不要な記事はゴミ箱へ移動されましたが、まだこの記事は完全に削除されたわけではありません。
Windowsのパソコンをお使いの方なら、パソコンのゴミ箱にデータを入れたときと同じような状態をイメージしていただければわかりやすいかと思います。
ゴミ箱の記事は元に戻すことが可能な状態なのです。
ゴミ箱に入れた記事を元に戻す
では戻してみましょう。
投稿一覧の上部にある、【ゴミ箱】のリンクをクリックします。
すると、今までにゴミ箱に移動した記事の一覧が、投稿一覧と同じようなフォーマットで表示されます。
この記事の中から元に戻したい記事の行をマウスオーバーします。
すると、
- 復元
- 完全に削除する
の2つのメニューが表示されますので、【復元】を選択します。
すると、「1件の投稿をゴミ箱から復元しました」というメッセージが表示され、一覧から選択した記事が削除されています。
この後、メニューから[投稿>投稿一覧]を選択すると、先ほど【復元】を選択した記事が一覧に表示されていることが確認できると思います。
ゴミ箱に入れた記事を完全に削除する
元に戻せることが確認できたので、今度は完全に削除します。
完全に削除する際も、個別削除と一括削除、両方が可能ですが、手順はゴミ箱へ移動する時の手順と同じなので、個別の削除のみ説明します。
完全に削除したい記事の行をマウスオーバーし、【完全に削除する】を選択します。
すると、「1件の投稿を永久に削除しました」というメッセージが表示され、一覧から選択した記事が削除されています。
この後、メニューから[投稿 > 投稿一覧]を選択すると、【復元】の時とは違い、記事は一覧に表示されません。
このように記事を完全に削除するには、ゴミ箱に入れるだけでなく、完全に削除まで行う必要があります。とはいえ、ゴミ箱に削除した時点で記事は公開されなくなりますので、常に完全に削除まで行う必要はないのかもしれません。
- サーバーやデーターベースの容量が足りないから不要なデーターを削除する必要がある
- ゴミ箱にデーターがあるのが気に入らない
というような理由がないのであれば、数か月に1回、ゴミ箱も大掃除するくらいの運用もありかと思います。
以上が登録済みの記事を編集・削除する際の基本的な操作方法になります。
WordPressを利用するにあたって、記事の投稿は非常に重要なものですので、機能も豊富に用意されております。当サイトの別記事でも様々な機能について紹介していますので、WordPressをご利用になる際はぜひ参考してみてください。